今回は,統計学やデータ解析の教科書に出てくる数式が苦手という人に向けた応援的内容です。
数式でものを考えるということ
統計学やデータ解析の教科書では,しばしば数式が出てきます。例えば,以下のような式は平均の計算手続きを示しています。
こんな式(おそらくですよね)が出てくると「ああ」と悲しい気持ちになる人がいるかもしれません。でも大丈夫。
このくらいの数式は,小学校で習った四則演算(+,ー,✕,÷)ができればたいてい計算できます。
ある行動や現象を数式で考えられるというのはすごいことで,実は,現象のシンプルな説明模型になっています。だから数式のことを「モデル」と呼ぶことがあるんです。
モデルと呼ぶからには,うまい仕組みや意味のようなものが数式の中に含まれていることもあります。今回は,ゆっくりゆっくり数式を眺めながら考えてみましょう。