今回は、非常に細かい話。テキスト改行のほんのちょっとしたコツです。
改行しているのに反映されない
「テキストを改行したければ、returnキーを押せばいいのでは?」と思う方もいるとは思いますが、RStudio内のrmarkdownファイルでは、ファイル内で改行していても、実際に出力されるpdf,htmlファイルでそれが反映されません。確実に改行するためには、改行コード前に空白スペースを2つ入れる必要があります。以下の例をみてください。
最初の一行。この後で改行を試みます。 改行コードの後の文。しかし実際には改行されていません。
上記の文をrmarkdownファイル内で書くと、改行されません。そこで改行の前の文末に空白スペースを2ついれると改行されます。
最初の一行。この後で改行を試みます。 改行コードの後の文。今度は空白スペースを2つ挿入してあるので改行されます。
ショートカットキーとしてのタブキーを活用する
このやり方がわかって、実際に試してみると、日本語の使用者にとって不便な解決方法であることがわかります。なぜなら、空白スペースを入れるためだけに、macなら「かな」から「英数」に切り替え、スペースを入力後すぐに「英数」から「かな」に戻す操作が必要だからです*1。そこで、タブキーを「空白スペース2つ入力」のショートカットキーとして利用しましょう。実は、RStudioではタブキーを押すと「空白スペース2つ挿入」するがデフォルトの設定になっています。これはRStudioのtoolsメニューにあるGlobalOptionを選択し、codeメニューのediting内に設定があります。Tab widthの数字で変更可能です。
パラグラフを変えるには改行2回でOK
若干不思議なのですが、空白スペースをはさまなくても2回連続で改行すると、1行空きで新たな行を始めることができます。
まとめ
rmarkdownでの改行は?
- 単純な改行なら文末に空白スペース2個(タブキーで入力)+改行コード
- 段落を変えるなら2回連続の改行コード